理科教育専修における教育と研究の内容は,
(1) 学校における教育ということを強く意識した,理科教育的なものと,
(2) ある特定の専門分野を深く掘り下げるもの
の2種類が共存して成り立っています。 (1)は,「臨床教育研究」などの授業科目にはっきりと表われており,理科では,「自然物の観察を通して,科学上の概念を育てる教材を作成し,授業プラン,授業実践の検討を行う。」(平成15年度「臨床教育研究D-1」)などの授業を,附属学校と連携しつつ実施しています。一方,(2)は,学校で理科という学問体系を出来上がったものとして教えるには,「自分自身が研究に携わった経験がある」ということが重要であるという考え方に立つものです。大学院の学生それぞれが,そのどちらに重きを置くかを判断,選択して,学習,研究を進めていくことになります。 |